首にできたブツブツってなに?首イボの原因と治し方

ふと鏡を見ると、首にポツポツと浮き上がった小さなイボ。
10代や20代の頃はあんなにキレイだったのに…と、嘆いてしまうことはありませんか?
例え小さくて目立たないイボでも、やはり全体的に「年齢」を感じさせてしまいます。

ツルツルで美しいデコルテは女性の憧れ。
いくつになっても堂々と見せられる健康的な首を手に入れるためには、どんなケアが良いのでしょうか?

今すぐ自宅でできる予防法やスキンケア、惜しくもできてしまった場合の治療法など、首イボに関する情報を集めてみました。ぜひ、参考にしてくださいね。

そもそも、イボってなんでしょう?

イボと聞くと、お年寄りの手や頬、そして首などに見られる黒いポツポツを思い浮かべます。
しかし、一言に「イボ」と言っても実はさまざまな種類があることをご存知ですか?

○尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)
○足底疣贅(そくていゆうぜい)
老人性疣贅(ろうじんせいゆうぜい)
○伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)
○扁平疣贅(へんぺいゆうぜい)
○尖圭コンジローム(せんけいこんじろーむ)

発生する部位や大きさ、要因の違いはありますが、どれもイボの名称です。
「ヒトパピローマ・ウィルス」と言う細菌が小さな傷口から体内に侵入することで発症する「感染性のイボ」と、加齢や肌にかかる負担が原因で発生する「非感染性のイボ」に分けられます。

ちなみに、首にできるイボは上記6種類の中では「老人性疣贅」に当たりますが…いやはや、なんともショックを受ける名称ですね。
別名「脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)」と呼ばれるもので、手のひらや足の裏をのぞく全身の部位に発生し、加齢と共に増加する傾向が強いタイプのイボになります。
摩擦や紫外線による皮膚の変異と考えられていますが、実のところ確かな要因はわかっていないようです。

これって老化現象…?!

「老人性」と呼ばれるからには、やはり年齢と深い関係があります。
長い年月をかけて肌が受けてきたストレスが、徐々に姿を現すと言ったイメージですね。
しかし、残念ながら20〜30代でイボを発見してしまう方もいらっしゃいます。
日頃から強い日焼け止めクリームを使用したり、ネックレスなどの摩擦による肌のアフターケアが足りない場合は、年齢に関係なく「老人性疣贅」が発生するようです。

「同い歳の〇〇さんはキレイな首なのに、私はブツブツ…体質のせい?」なんて思っているあなた。

諦めてはいけません。
さぁ、とことんイボと戦う決心がついた方は、まず敵(首イボ)の正体を知ることから始めましょう。

あなたの首イボはどんな形ですか?

「老人性疣贅」は、成長した大きさによって4つの名称に分けられます。

○アクロコルドン
○スキンダック
○軟性線維腫
○懸垂性線維腫

ひとつずつ特徴を見て、あなたのイボがどこまで育ってしまったのかを確認してくださいね。

アクロコルドン

なんとも…強そうな名称ですね。
これは紫外線の影響を受けやすい顔や首にできやすく、1mmほどの大きさで、見た目はシミやホクロに近い印象を受けます。
指で触るとわかるのですが、突起の表面がざらついていて乾燥しています。
イボ自体は良性の腫瘍なので、そのまま放置しておいても問題はありません。
しかし肌ストレスや加齢と共に数が増えてきて、アクロコルドンの群衆ができてしまう可能性も。

スキンダック

アクロコルドンがさらに成長した状態を「スキンダック」と呼びます。
およそ2〜3mmほどの大きさで、ここまでくるとどうしても目に入ってしまいますね。
アクロコルドンと同じく良性ですが、摩擦を繰り返すことでさらに成長を続け、1cm以上になる場合もあります。

軟性線維腫

スキンダックからさらに成長したイボは「軟性線維腫(なんせいせんいしゅ)」。
突起が大きいので、衣服に引っ掛かることも。
全体的に色は薄いままですが、ぷっくり風船のように膨れた皮膚…これはかなり目立ちますね。

懸垂性線維腫

軟性線維腫が垂れ下がった状態が「懸垂性線維腫(けんすいせいせんいしゅ)」。
皮膚の一部が完全に変化してしまい、貴金属などに引っかかって出血する場合もあります。
画像のように群衆で広がると、もう肌を出すのが嫌になってしまいますね。

さて、あなたのイボはどのタイプですか?
どの大きさにも共通して言えるのは、数が少ないうちに手を打つと言うこと。
「良性なら気にしないわー」なんて開き直ってはいけません。
もしもあなたのイボが短期間で急成長を遂げたり、触れてもいないのに出血している状態なら「悪性」の可能性もあります。

まだ小さい状態なら塗り薬やスキンケアで対処できますが、大きくなりすぎてしまった場合は専門医に相談してみましょう。

医療機関でイボ治療にチャレンジ

イボが大きくなってしまった方や、色が黒ずんでいて気になる方は、美容外科や皮膚科を受診しましょう。
専門医に相談すれば、体に悪影響のあるものかどうか調べてもらえるので安心ですね。
何より、安全な方法でイボを切除してもらえます。

医療用ハサミで切除する

小さな突起ならば、医療ハサミで直接カットする施術を行います。
怖い気もしますが、実は痛みを感じないために麻酔の必要がなく、比較的手軽な治療法のひとつです。
保険適用内とする病院もありますが、治療費には開きがあります。
一ヶ所500円ほどで切除できるところもあれば、5,000円近く請求されるところも。
さらに、治療費とは別に診察費用もかかるのでご注意を。

液体窒素で冷凍凝固して切除する

イボに直接「液体窒素」を塗布し、数日かけて患部をカサブタ状にしていく施術です。
段階を踏んで少しずつ剥がしていくので、かなりの時間がかかります。
何より、液体窒素をイボに直接当てるわけですから痛みを伴います。
病院によっては局部麻酔を使用するのも可能なようです。
こちらは保険適用内で、治療費は一ヶ所で500円〜1,000円ほど。
しかし、イボの大きさによって請求額が変わります。

レーザーで切除する

医療用レーザーを使ってイボを焼き切る施術です。
1回の治療で済みますし、レーザーで焼くので出血が少なく安心です。
難点は、保険適用外のために治療費が高い点。
全額自己負担で、平均して一ヶ所に1,000円〜8,000円ほどの治療費がかかります。

どの治療法を選択するにせよ、まずはカウンセリング受診は必須。
気になることはどんどん質問して、不満の残らない治療法を選びましょうね。

自宅でできる治療や予防策は?

もし医療機関でイボの切除に成功しても、根元を絶ったことにはなりません。
前述の通りイボが出来る原因は不明ですので、どんなサイクルで再発するかわかりません。
まずは、自宅でのケアを徹底しましょう。

自宅でイボ予防のケア

保湿性に優れた化粧品を使ったスキンケアや、漢方のお茶を飲む民間療法など、イボの発生や再発に効果的な方法がいくつかあります。
いろいろ試してみて、自分のライフスタイルにあったものを見つけてくださいね。

顔用スキンケアで首も一緒に保湿

普段から顔のお手入れに力を入れていても、首は放置したままの方もいらっしゃるでしょう。
顔用のスキンケアをそのまま首まで伸ばすように心がけてください。
簡単に聞こえますが、習慣付けるのは意外と難しいものです。

時間が取れない方は、オールインワンタイプのクリームを使ってケアしても良いでしょう。
リンパマッサージしながらクリームを塗りこむと、肌の代謝が良くなって「たるみ防止」にもなります。

ドクダミ・エキスで首の毛穴を清潔に保つ

首イボの原因のひとつに「毛穴のつまり」があります。
あなたの首に、指で触れてポツポツとした感触のする部分はありますか?
汚れがつまって膨らんだ毛穴は、やがてイボへと成長する予備軍です。

小鼻の周りだけでなく、首の毛穴にも注意が必要。
効果的なのは、厚生労働省が定めた「日本薬局方」に記載されているドクダミ・エキスです。
毛穴の状態を正常値に戻して殺菌してくれる上に、皮脂の抑制作用も持ち合わせている優れものです。
清潔で健やかな肌を保つことで、イボの繁殖を抑えることができます。

ドクダミ・エキスの化粧品をチェック!

オイルで首の皮膚を若返らせる

オイルを使ったスキンケアも生活に取り入れやすい方法です。
特に「杏仁(アプリコット)オイル」は、肌を若返らせる成分が豊富に含まれていて、イボに効果的です。
老人性疣贅は加齢による肌の衰え。
血行を促し皮膚の代謝を高める杏仁オイルで、肌の劣化を心がけましょう。
ちなみに、他の部位にも使えるスキンケア・オイルです。
肌の酸化を抑制する働きがあるので、年齢を問わずオススメ。

ちなみに、ついついやってしまいがちなのが、「市販の軟膏を使ったイボ治療」です。
オロナインやステロイド入り軟膏など、炎症に効果のある塗り薬を使って治そうとした経験はありませんか?
最近では「ヨクイニン成分配合」のイボ取りクリームが流行っているらしいですが、この治療は無意味です。
首イボは皮膚が炎症を起こしているのではなく、代謝が悪くなって肌が劣化している状態ですので、ニキビや火傷などに効果的な薬を塗り続けても変化は起きません。
(ウィルスが原因の「感染性イボ」には効きます)

イボが発生しやすい部位を日常的に集中ケアしよう

イボの原因のひとつに、「紫外線と衣服などの摩擦による肌への負担」があります。
老人性疣贅は手のひらや足の裏以外なら、どこに発生してもおかしくない厄介者。
デコルテはもちろん、紫外線を最も受けやすい顔や手の甲、そして摩擦を受けやすい脇下など、首と合わせてケアするように心がけましょう。

○常にブラジャーやショーツの当たる部分
○襟口の摩擦しやすい部分
○脇の下や肘、膝の内側

皮膚の薄い部位や衣服による色素沈着の激しい部位は、言わば「イボの隠れ家」ですので、重点的にお手入れしてください。
イボのケアに有効な成分は、みずみずしい肌を保つためにも欠かせないものばかり。

しぶとい敵を撃退するためにも、日頃から丁寧なお手入れを心がけて「〇〇さん、最近キレイねー!」なんて言われちゃいましょう!

まとめ

さて、いろいろなお話を紹介してまいりましたが、憎き「首イボ軍団」への対策は見つかりましたか?
肌のターンオーバーは人それぞれなので、効果の現れ方には個人差があると思います。
また、アレルギー体質の方は植物系の化粧品に反応してしまう場合もあるので、慎重に選んでいきましょうね。

モヤモヤ悩んだりせず、まずはお医者様に話を聞いてみてから判断するのが1番の近道かもしれません。
大きなイボができた時は、自己判断せずに専門医に相談しましょう。
自分で切除するのは避けてくださいね。

若い世代の方も、日頃のケアは怠らずに。
10〜20代の不摂生は、やがて10年後の自分に回ってきます!

「ローマは1日にしてならず」と心の中で唱えながら、地道に努力を積み重ねて輝くお肌と笑顔を手に入れましょう。
首のポツポツとさよならして、もっとステキな未来に向けてジャンプしてくださいね。